EPISODE 01
簡潔に話すのも、関係性を築くのも苦手
やりたいことがなくて、就職活動では苦戦しました。周りの友人を見ても「こういう商品が売りたい」「この業界に行きたい」とやりたいことがみんな決まっていて。就活エージェントを介して紹介されたのがSRCでした。実は面接でもそんなに自分をよくアピールできたとは思っていなかったのですが、ありがたいことに内定をいただけました。ただ正直、どんな商品を売るのかもわからずに入社初日を迎えました。
営業として働き始めてからも、自分で言うのもなんですが、あまりパッとしない人材だったと思います。コミュニケーション能力に自信がなくて、簡潔に話すことも上手くできませんでした。変にしゃべると嫌われてしまうんじゃないかという恐れがあって、認められたい気持ちと嫌われたくない気持ちで、営業としては苦戦しました。
EPISODE 01
イチから叩き直された3年目
営業として芽が出始めたのは、3年目ですね。その当時、育成担当という営業全体を見ている先輩が同じグループにいたのですが、本当に基礎の基礎から指導し直してくれたんです。「3年目なのにこんなこともできないの?」なんて言葉は一切なく、イチから指導してもらえたのは、自分にとってとても大きな経験でした。時間の使い方なども改めて教えてもらい、必要な書類の提出を忘れていて叱られたり。厳しくもとても親身に指導してもらい、腐っていた1、2年目に学び忘れたことを再度叩き込んでもらいました。そうして働いているうちに「自分中心で動いていたな。人のこと考えて動かないと、人間としてもダメになるな。」と、認識を改める事ができました。今は、お取引の大きいお客様を任せていただいたり、教育担当として後輩の面倒も見ていますが、遅咲きながらそこまで成長できたのは、先輩のおかげですね。
EPISODE 01
尊敬できる人ばかり
ある程度成果を出せるようにはなりましたが、自分はまだまだ最下層にいると思っています。ほかの営業を見ていても、皆さんすごいところを持っているなと思いますし、それを取り入れていきたいと感じています。「かわいがられるスタンス」でお客様の懐に入る、1つ上の先輩営業や、「論理的なデータを出すスタイル」でお客様に提案を続ける、以前所属していたグループのリーダー。「社長の考え方を持つ。」中小企業診断士のような提案を行う先輩など。また3年目からずっと所属している今のグループのリーダーは、父親のような存在。お客様と友達のように話すスタンスには憧れますし、誰か困っているメンバーがいればすぐに気づくところも尊敬できます。そういう、周りの人たちのやり方を少しずつ真似て、取り入れて、今はどんなお客様にも自信を持って提案ができるようになってきました。
派遣会社のお客様をいくつか担当しているのですが、派遣会社は定期的に求人原稿を出稿し続けることが重要で、こちらからの提案を意識しないと原稿もなあなあになってしまいがちです。なので、普段から提案を意識して原稿を工夫したり、予算やお客様の事業計画も考慮に入れて、月の出稿計画を提案したりもしています。そういうロジカルな提案は先輩に倣ったところが大きいですし、尊敬できる人が周りにたくさんいる環境は恵まれていると思います。